ここでは3DCADデータからテクニカルイラストを作図する工程をご紹介いたします。
- 打ち合わせ
綿密な打ち合わせを行い、必要な情報と資料を収集します。 3DCADデータ:弊社の対応可能な環境をお伝えし、データの準備を依頼します。仕上がり精度:紙面の大きさ等を考慮して書き込みレベルや線幅の強弱。 - 資料チェック
お預かりした3DCADデータと資料等をチェックし、不備がないか確認します。単品データ・アセンブリデータ・リストなどが漏れなく提供されているか。提供頂いた3DCADデータを読み込み、化けや不足データが無いか検証します。検証の結果、データに不具合が有ればお伝えし、最終データを再提供頂きます。
※弊社では急速に普及している3Dビューワーにもいち早く対応しています。中でもラティステクノロジー社が開発したXVLフォーマット(データ量が約1/100)を活用したテクニカルドキュメントの作成は、自信を持ってお客様により良いサービスをご提供できます。 - 3DCADデータ展開
組み付け原稿に合わせて3DCADデータを展開・組み付け作業を行い、適切な角度でシーンを作成します。パーツリストの場合は組みつき方向に準じて分解していき、ページごとにユニット構成します。この際、DCADソフトで行うか、AdobeAcrobat3Dで行うかを案件の性質やデータにより判断いたします。3DCADの制作対応環境はこちらをご覧ください。 - 陰線処理データ書き出し(EPS、AI、DXF)
書き出しシーンが固まれば陰線処理(余分な線を自動的に削除)を行ない、データをEPS、AI、DXFなどの形式に書き出します。レイアウト、加工自動処理で削除しきれなかった陰線を削除し、線の強弱、大きさなど、仕様に合わせて調整します。これでイラストは完成です。
3DCADでの設計事が主流となり、実際に製品を見る事も触れる機会も少なくなりましたが、操作してみて初めてわかることも多くあるので、死語となりつつあるユーザー・エクスペリエンスを見直すことも大切であると考えます。如いてはサポートセンターの負担軽減と製品の品質向上に繋がるのではないでしょうか。