弊社ではプラモデルの組立説明書を制作させていただいており、
社内の玄関などにも色々なプラモデルが飾られています。
プラモデル化される対象には、架空のキャラクターから実在の生き物や建造物まで様々なものがありますが、
対象が好きでプラモデルに興味を持ったという方もいらっしゃれば、
プラモデルをきっかけに対象に興味を持ったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この度、プラモデルとしても人気の恐竜の骨格等が展示されている
「恐竜博2023」(大阪会場)へ行ってまいりましたので、その様子をご紹介させていただきます。
長居公園の大阪市立自然史博物館で9/24(日)まで開催中の「恐竜博2023」。
「攻・守」をキーワードとした今回の展示の見どころの一つは
日本初公開となる、アンキロサウルス類 ズール・クルリヴァスタトルの全身復元骨格と実物化石。
守りに優れた鎧で全身を覆い、尾の先には棍棒を持つズールと
攻めに特化した鋭い歯、軽量化された頭骨などを持つ肉食恐竜のゴルゴサウルス。
両者を対峙させ、ズールの棍棒がゴルゴサウルスの脛を破壊する攻防の様子が
躍動感ある姿で展示されています。
隣には、通常では残らないというケラチン質まで保存された
ズールの体骨格の実物が展示され、会場は驚きや楽しさに満ちた空間となっていました。
また、世界初公開のティラノサウルス・レックス「タイソン」の全身骨格も展示されており、
その足元に立って見上げた時には、思わず「恐竜映画で見た、ティラノサウルスから逃げる登場人物の気持ちはこんな感じなんだろうか…」と想像してしいました。
そんな風に想像を広げてくれる、恐竜の迫力ある骨格。
展示会場から持ち帰ることはできませんが、
プラモデルなら、自宅でも様々な角度からじっくり見ることができます。
一つを飾って眺めるもよし、いくつか並べてイメージしたオリジナルの世界を再現するのもよし、
実物がどれだけ大きくても、どれだけ珍しくても、現実には存在しなくても
プラモデルなら自分の手元で世界をつくり、想像して楽しめます。
組立説明書を読んで、少し迷ったり考えたりしながら組み立てるのも楽しい時間。
時にはお手持ちのプラモデルに関連する場所へ出かけてみれば、楽しみは更に広がっていくかもしれません。